日本語教室inネパール

 

惟任将彦さんの場合

 1999年12月にネパールへ来てから、すでに1年半が過ぎた。毎日の授業に追われてあっという間だったが、それよりも充実した日々を送っているからこそ速く感じるのだろう。
 実際これほどまで密度の濃い一年というのは今までなかった。ではネパールでさまざまな出来事があったのかというとそうでもない。もちろん学生たちと一緒にいろいろなところへ行ったり、パーテイーで歌い、踊ったりはしたが、それだけではないもっと自分の内面的な変化に驚きもし、充実感も味わっているのだ。
 一日一日の経験がまさにロールプレイングゲームの主人公のように、自分の血肉となっていくのが実感できるのだ。それは私が日本語教師になって一年にもならないからかもしれないし、ネパールという異国に住んでいるからなのかもしれない。
 いずれにせよ、日本語教師としての一年目をネパールで送ることができたのは、幸運でもあり、幸せでもありそして、楽しいことでもあったということは間違いない。

 


戻る

トップへ

サイトマップ